みちぱんゲーム録

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GRAVITY DAZE完結記念考察【ネタバレ有】

 

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みちぱん

さて、タイトル通り、今回は
「GRAVITY DAZE2」の考察を
やっていきたいと思います。
やって終わりにするには惜しいほど
緻密なストーリーでしたから。

 

【PS4】GRAVITY DAZE Best Hits

【PS4】GRAVITY DAZE Best Hits

 

 

【PS4】GRAVITY DAZE 2 Best Hits

【PS4】GRAVITY DAZE 2 Best Hits

 

 

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ブンちゃん

ひとついいか。

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みちぱん

はい、なんでしょう。

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ブンちゃん

なんで今更?
発売からかなり経ってるよね。

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みちぱん

それは簡単なことです。

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ブンちゃん

ほう。

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みちぱん

私がつい先日クリアしたからです。

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ブンちゃん

……。

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みちぱん

言い訳も済んだところで、
早速キニナルところを
掘り下げていきましょう。

 

※注意※

ここから先は、「GRAVITY DAZE」、「GRAVITY DAZE2」、「クロウの帰結」のストーリーの盛大なネタバレを含みます。まだプレイしていない方で楽しみにしている方は、ブラウザバックを推奨します。

 

 

 

 

 

 

GRAVITY DAZEシリーズ考察

 

無印をクリアしてエンディングまで行ったとき、「えっ、これで終わり?」と思いました。

それもそのはず、まだ完結していなかったのです。

無印ではネヴィを制御しようとして失敗し、その負の産物を倒してエンド。

2では世界の時間を停滞させようとしようとしたドクター・ブレフマンと、その計画の核となるカーリィー、ドルガと対峙。

「シシィ」でもあるドルガが「シシィ」を選んだことにより、カーリィーが暴走。

そのカーリィーを倒すのがひとつめのエンドです。

ふたつめのエンドは、真エンディングとも呼ぶべき「すべての真実」を見るというもの。

このシリーズで、私が気になった点は以下の通りです。

 

◎キトゥンとは何者なのか

◎クロウの存在

◎上層都市エトについて

◎守護獣について

◎神たちについて

◎ネヴィについて

◎エレクトリシティとはなんだったのか

◎言語について

◎リンゴのうた

◎シドーは何者だったのか

◎「アルハ」

 

これらのことについて、少し掘り下げていこうと思います。

 

 

 キトゥンの正体は…

 

前作からずっと気になっていた、キトゥンは一体何者なのかという問題。

これは2のエンディング後、さらにエンディングが用意されており、そこで明らかになります。

この2つめのエンディングの重量がすごくて、もはやジルガ・パラ・ラオのことや今回のラスボスたちのことが前座だと思えたくらいです。

無印はキトゥンが空から落ちてきて、ヘキサヴィルで目覚めるところから始まりますが、このことからキトゥンは「上」からやってきたと思われました。

しかし具体的には「上」の存在は明らかになっていませんでした。(無印で、オマケ要素的なシングラとナラの夫婦を追いかけるイベントで、少し「上」の存在が示唆されていました)

結論から言えば、世界の柱の上層に都市は存在し、そこは「エト」と呼ばれ、キトゥンはそこの女王「アルハ」でした。

エトでの王族は、血のつながりではなく託宣によって選ばれるようです。

通例ではまだ年端もいかぬ頃に選出され、王になるための英才教育を受ける。

そして王となる器の者には「守護獣」という守り神のようなものが現れ、特別な力を操れるようになるとのこと。

しかしキトゥン、もといアルハは、わりと年齢がいってから突然王に選ばれたらしいのです。

しかも、守護獣がいつまでたっても現れません。

政治を執り行う元老院は、アルハを問題視し、着任早々に排除しようと動き始めます。

そんな折、世界の柱の下層から重力嵐がせり上がり、いずれはこの世界を飲み込んでしまうという問題があがりました。

アルハはこのとき、エトの下層にも人が暮らしており、街が存在することを知ったのです。

アルハはなんとか下層の人たちを救えないかと元老院に提案しましたが、元老院は聞く耳を持ちませんでした。

むしろ、この進言をキッカケに、アルハへの不信感が更に強まることとなります。

エトの王というのは、城から外に出ることが出来ず、身動きが極端に制限されているため、何か行動したくてもアルハには出来ることがありませんでした。

そこで赤い水晶にメッセージを込め、下層へと投げたのです。

「下層の民よ、上を、エトを目指せ。エトの民はそなたらを受け入れよう」と。

(ちなみにそれを拾ったのはドネリカ前市長だと思います。無印のエンディングで映っていたので)

それを知られたことによって、元老院で若くして頭角をあらわしていたキセロに、アルハはエトから突き落とされそうになります。

そこでアルハが助けを求めたのは、なんとシドー。

シドーもエトの民で、しかもアルハに仕える元老院の者だったのです。

王宮内がアルハ排除一色だったときも、シドーだけはアルハを真っ向から否定しませんでした。

シドーはなんとかアルハの手をつかみましたが、後ろからキセロに刺され、絶命しました。

アルハはエトから落ち、そしてヘキサヴィルに墜落し、「キトゥン」となったのです。

そしてその墜落の最中、シドーの殺される瞬間を目にしてしまった絶望と、自分の無力さをひたすら呪ったとき、守護獣「ダスティ」があらわれた、ということみたいです。

では、今までのシドーはなんだったのか、ということになりますが、詳しくはまた別の項目で書きます。

つまりアルハの「下層を救いたい」という想いは、キトゥンという形で実現したことになります。

記憶はなくしていても、その想いだけは忘れなかったのか、それとも何かに導かれたのか。

とにかくこれで、前作から消化不良だったキトゥンの正体が分かったわけです。

 

 

 

クロウの存在

 

キトゥンと同じく重力使いのクロウ。

無印では、キトゥンと対局、ライバルのように登場しました。

無印のラストでキトゥンと共闘してから2に至るまで、それなりに交流を続けていて「親友」や「同志」と呼べる仲まで発展したようです。

私は、キトゥンと比べるとクロウの存在にはあまり疑問を持っていませんでした。

なぜなら、重力使いというのは、何かのキッカケで偶然、つまり「誰にでも成り得る可能性がある者」だと思っていたからです。

しかし、これは上層都市エトの存在によって覆りました。

重力使いの力の源、キトゥンならダスティ、クロウならクスィなわけですが、これらは守護獣と呼ばれるものであって、エトの、しかも王の資格を持った者の前にあらわれる存在、という事実が発覚したからです。

これにより、

 

・クロウはエトの民だった

・キトゥンから力を得た

 

という2つの説を考えてみました。

クロウは、元々サチアという名前の孤児でした。

サチアはザザという男の子の両親に拾われ、ザザと本当の兄妹のように育ったといいます。

クロウの元の両親がエトの民で、何らかの形でクロウが孤児になった、つまりキトゥンと同じくエトの民という可能性はなくはないです。

ただこの線は薄いと思われます。

もし、キトゥンのようにエトから落ちたとすれば、クロウはまだ重力使いでなかったサチアでしたから、もちろんひとたまりもないでしょう。

間違いなく死亡しているはずです。

もしくは、太古の昔エトの民が上層を目指す際、途中で放棄した子供、という見方もできますが、あまり現実的ではありません。

世界の柱の上と下では時間の流れ方が違うので、辻褄が合わなくもないのですが、それにしても無理矢理だと思いますし、サチアの記憶にそういった描写はありませんでした。

実はキトゥンと双子の姉妹で…なんてドラマティックですけれど、守護獣の顕現は血によるものではないのでこの設定はあまり生きてきません。

それに同時期に生まれていれば、ずっと上で育っていたキトゥンと、下層で過ごしたのちヘキサヴィルで生活していたクロウが同じ年頃の姿で出会えるはずもありません。

というわけで、私はふたつめのキトゥンから力を分けてもらった、という説が強いのではないかと思います。

私は、ダスティとクスィが元々ひとつの守護獣だったのではないかと思うのです。

これはまた違う項目で詳しく述べていきます。

この説で注目したいのは、キトゥンとクロウが重力使いの力を手に入れたときの状況が似ているということです。

「いま見ている自分の世界に絶望した」、「自分の無力さを激しく呪った」ときにダスティとクスィがあらわれた、とふたりは語っています。

しかも、クロウは度々「あいつの心の声が聞こえる」とキトゥンと共鳴しているようなことを言っていましたし、「クロウの帰結」でも、「クスィと出会って重力使いの力を手にしたとき、誰かの叫び声が聞こえた」、「あいつと初めて会ってその声を聞いたとき、あの叫びに似ている、懐かしい感じがした」と言っていました。

クスィを出現させたのはクロウが先だと思いますが、おそらく元々守護獣の所有者はエトの民であるキトゥンだと思うので、「キトゥンから力を分けてもらった」という説で推したいと思います。

「クロウの帰結」では、ザザを助けるため、バスの事故を「元々起こらなかったもの」とし、自身も「サチアであったこと」を失ったクロウ。

短気でせっかちで大食いなクロウですが、大事だと思ったものは何が何でも守り抜く、そんな女の子です。(2のラストのデレ顔は必見)

 

 

 

上層都市エトについて

 

以前からその存在は仄めかされていましたが、2で明らかになりました。

無印の「砂の城」で見た景色にそっくりです。

雪が降っているような描写がありますが、現地の人の服装が薄着なので、あまり気温は低いとは思えません。

ヘキサヴィルでは市長が権限を持っていましたが、エトでは王政のようです。

けれど、実際の政治は元老院が動かしている様子。

王の仕事は、主に謁見しに来た民と話すことが主だと感じました。

(アルハもそうですが、現国王のカイも仕事しているような描写がなかったので)

キトゥンがヘキサヴィルに落とされてから、エトでは100年の時が経っていたようです。おそらくキトゥンが下層で過ごした時間は5年ほどだと思うので、実に約20倍の時の早さということになります。

しかもエトの民は長寿らしく、キトゥンを突き落としシドーを殺したキセロがまだバリバリの現役で元老院にいたくらいです。

100年でキセロが青年から老人になったことを考えると、エトの民の寿命は200歳くらいでしょうか。

しかし世界の柱は上に行けば行くほど時間の流れが早く、下に行けば行くほどに遅いので、ヘキサヴィルあたりで換算するとあまり変わらないのかもしれません。

エトの民は遥か昔、下層で暮らしていたようです。

それこそ、バスの事故でザザたちが転落したボトゥヌのあたりであるとか、その辺でしょう。

それがいつしか、重力嵐が上へ上へとせり上がり、街が飲み込まれてしまうという危機に陥りました。

そこでエトの民は何千年もかけて上へと昇っていき、やがて世界の柱の最上部、今のエトの場所に都市を構え、安住の地としたそうです。

しかしそれでも楽観視できない事態となっていたのが、変わらずに世界は下の方から飲み込まれているということです。

そしてアルハの事件へとつながったということでしょう。

何せストーリーの構造やシステム上、探索等できなかったので詳しい歴史や街のことは不明のままですが、おそらく古代からのしきたりが多く、下層に住んでいる人たちを見下し「エトこそが至上」という風習だと思われます。

 

 

 

守護獣について

 

守護獣とは、エトの民、それも王の資格を持った者の傍にあらわれる存在です。

今作では、キトゥンについている猫のダスティ、クロウについているカラスのクスィ、そしてエトの現国王カイについている鹿のようなものです。

どれも宇宙のような、独特な見た目をしています。

性質はネヴィに近いようです。

2で初めて「守護獣」という名称が出てきましたが、私はそれまでダスティやクスィは「重力の力を授けてくれるもの」と考えていました。

しかしもうひとりの守護獣を顕現させた者、カイの登場によってそれが疑問に変わります。

カイが登場したエピソードはごく僅かですが、戦闘のシーンにおいても彼が重力操作を行う描写はありませんでした。

カイがやったのは、ネヴィを使役したり、キトゥンを洗脳したり(これはカイがやった確証はありませんがおそらく)といったものです。

これがカイの守護獣の力なのでは、と考えました。

某海賊漫画の悪魔の実のように、それぞれ特有の能力を有した存在、それが守護獣なのではないかと。

ではなぜ、ダスティとクスィは同じ「重力」を司るのか。

これについてはダスティとクスィが元々はひとつの守護獣だったのではないか、という説が浮上しました。

理由のひとつとして、まずは見た目です。

ダスティのサイズとフォルムは普通の猫ですし、クスィも普通のカラスのようです。

しかし、カイの守護獣は大きな鹿、しかも翼が生えていました。

いわゆる幻獣、と呼ばれるものかもしれません。

無印の頃から、キトゥンとクロウの合体技がありましたが、2の合体技では、ダスティとクスィが合体し、大きな豹に翼が生えたようなフォルムになります。

カイの守護獣のように稀有な見た目が通常ならば、この合体した2匹が元々の姿だったのではないか、と私は考えました。

もうひとつの理由は、神たちの言葉です。

2でキトゥンとクロウが必殺技を目覚めさせる際、夢の世界のようなところで自分と向き合うのですが、その相手がキトゥンとクロウを足して割ったような見た目の女の子だったのです。

そこで神であるゲイドたちが「ここは通常ひとりしか入れないけれど」、「お前たちは2人でひとつ」風なことを言っていました。

元々、重力を司る守護獣が、自分の力を必要とした2人の少女のために、分裂して力を与えることにした、というのが真相ではないかと思います。

この説が正しいとすると、キトゥンとクロウが出会ったのは必然とも言えるかもしれませんね。

 

 

 

神たちについて

 

この作品では、神と呼ばれる存在が3人(?)ほど出てきます。

 

・ゲイド

創造神であり、この世界を創った神。

この作品シリーズで1番最初に登場した。

 

・シアネア

想像神であり、この世界に生き物などあらゆるものを創った神。

夢と現実を行き来している。

 

・ビット

操蔵主。

ゲイドの創った世界と、シアネアが創った物質・生き物の齟齬がないよう、辻褄を合わせるような役目。

 

この3つの神に共通して言えることは、基本的にこの世界に何が起こっても「傍観者であること」というルールです。

神は人智を超える力を持っていますから、いちいち関与していては世界のバランスが崩れるということでしょう。

なので重力嵐によって世界が滅亡しようとも、それはそれで運命だから潔く消えてしまおうというのが、本来神たちの暗黙のルールでした。

しかし、この3つの神たちの立場は、ひとりの少女と青年によって崩されることとなります。

それがキトゥン(アルハ)とシドーです。

キトゥンの「街を救いたい」という強い想いがゲイドとシアネアを動かし、シドーの「こんな風に生きたかった」「もっとアルハのために尽くしたかった」という後悔の念がビットを動かしました。

この3つの神は、人間に強く関与してしまったことで、もしかしたら消えてしまったのかもしれません。

自分のが存在しているということにかなり無頓着な方たちだったので。

キトゥンに、クロウに、シドーに任せてもいいかな、そういった思いでどこかで見守ってくれているのかなぁと思いました。

 

 

 

 

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みちぱん

思った以上に長くなってしまったので
続きは次回にしたいと思います!

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ブンちゃん

オタクは話が長いからねぇ。

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みちぱん

それほど熱い作品だったんです…。
許してください…。

 

 

↓続き↓

 

 

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